父の借金がわかったら、放棄の期限は目前だった
離れて暮らす父を見送りました。葬儀と役所の手続きに追われるうちに数か月が過ぎ、後から父に借金があったとわかりました。相続放棄の期限が迫るなか、何ができるかを考える話です。
この記事の内容(3項目)
何が起きたのか
Aさんの父は、離れて暮らす街で息を引き取りました。葬儀の後は大変でした。Aさんは役所の手続きに追われました。死亡届の提出は7日以内という決まりで、まず動く必要がありました。
そこから数か月、葬儀や年金、相続に関わる書類の対応に追われる日々でした。相続に関する期限のある手続きは6件あり、把握し切れないまま時間が過ぎていきました。ようやく落ち着きました。父の郵便物から、借金の存在が明らかになったのです。
このまま数か月が過ぎるとどうなるか
相続放棄とは、父の財産も借金も受け継がないと決める手続きです。ただし期限が設けられています。Aさんの手元には、もう時間が残っていません。財産を処分すると、単純承認とみなされます。単純承認は、財産も借金もそのまま受け継ぐと決まった状態のことです。
たとえば、父の預金を引き出して使ってしまうと、それだけで単純承認が成立します。後からでは選べません。判断に迷うときは、家庭裁判所(家族に関する手続きを扱う裁判所)に申し立てて、期間を延ばすことができます。
期限が迫ったとき、何ができるか
家庭裁判所に申し立てれば、相続放棄の期間を延ばせます。これが熟慮期間の伸長です。父の財産と借金の状況がわからないまま抱え込まず、まず動くという選び方です。
期限は一律ではありません。死亡届の提出のように7日以内で動くものもあれば、亡くなった方の不動産の名義を変える手続きのように3年以内(相続登記の申請)かかるものもあります。根拠になる法令は5件確認でき、2026年11月7日時点の内容にもとづいています。期限を正しく知ることが、選べる道を残す一歩になります。
よくある質問
相続放棄の期限はどう決まりますか。
期限を過ぎたら相続放棄はできませんか。
父の預金を引き出すと、相続放棄できなくなりますか。
この記事が参照した一次情報
- e-Gov法令検索(デジタル庁)(2026年11月7日 取得)
- e-Gov法令API 仕様(2026年11月7日 取得)
数値は上記の公表資料から機械的に取得しています。 制度の適用可否は必ず公式サイトまたは窓口でご確認ください。